鍍金講座も今日で最後です。
黒関係ではあと数点、紹介するものがあります。ダール: 銅を着色し、バレル研磨で仕上げていく。
半艶黒風で、カジュアル物に適す
ガンブル: 銅を着色し、バフで研磨します。
艶、半艶で指定できます。 綺麗系に適す
黒塗装: これは鍍金ではありませんが、焼付けによる
ラッカー塗装があります。
あと代表的な鍍金には、銅がありますが、
この鍍金は表面にでることは、ほとんどなく、
仕上げた鍍金の代表は銅ブロンズくらいです。銅ブロンズサティーナ: 銅の上に黒を乗せ、サティーナで剥く。 色見本希望
銅ブロンズガラムキ: 銅の上に黒を乗せ、ガラで剥く。 色見本希望
以上で、この鍍金講座終わりにします。
この講座が、少しでも皆様のお役にたてれば幸い、と思っております。
これからもマルホーspブログ、宜しく御願い致します。
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今日は黒ニッケル系の話をしてみたいと思います。
黒ニッケル: 色の濃淡は鍍金屋さんによって、多少あります。
黒NIケシ: 黒NIの上に消し塗装をします。色は少しグレーっぽくなります。
黒NIサティーナ: 黒NIにサティーナをかけます。ムキ加減はいろいろなので、
色見本あるほうがベターです。
黒NIガラムキ: 黒NIをつけてから、釜に入れてガラをかけます。
やはりムキ加減があるので、色見本あったほうがベターです。
サティーナ黒: NIの上からサティーナをかけ、その上に黒ニッケルを乗せます。
透明感のある黒になり、高級感がでます。
ゴールド系としてあと真鍮色があります。
アンティークゴールド(AG):真鍮鍍金を黒く変色させ、釜の中、
特殊な石で回転させながら、表面をむく。
弊社は大きく2段階の明るさで受注しています。
*通常AG *明るいAG(ヨクムキ)
アンティークサティーナ: AGにしてからサティーナをかける。
真鍮古美サティーナ: 真鍮色の上に黒をのせて、サティーナでむく。
(素材は真鍮、亜鉛ダイキャストに限る)
玉プラ: 真鍮素材を生かして、バレル、塗装する。
生地の汚れ具合で色の明るさが決まる。
今日は、ゴールド系の鍍金について、解説したいと思います。
まずは、
G塗装(ゴールド塗装):下処理をした生地の上に、銅、ニッケルをつけて、
その上に、24金を溶かした鍍金槽で金を付け、
透明塗装をつける。
Gサティーナ(塗装付):ゴールドの時と同じ様に、ニッケルまでつけて、
そこでサティーナ加工をして、その上にゴールドを
つける。ゴールドは柔らかいので、ゴールドの上
からサティーナをかけると、取れてしまうからです。
Gケシ: 表面曇らせ艶をなくす。
Gケシ塗装: Gケシに透明塗装をして、光沢を出し高級感を出す。
Gホーニング: 磨いた生地に砂を高圧で吹きかけ、梨地状態にして、
ゴールドと同じ処理をする。凹凸のついたケシ
Gガラムキ: ニッケルガラムキの上にゴールドをのせたもの。
古代金と言う場合もある。
*うす金(ライトゴールド)でも、ゴールドとまったくおなじ処理ができる。
極うす金、ピンクゴールドも相談に応じます。
これから、数回に分けて、少し鍍金(マルホーspの中で、付けている鍍金が中心)の話をしていきたいと思います。
(鍍金の呼び方、やり方は鍍金屋さんにより多少違うことがあります)
バックルの鍍金には大きく分けてシルバー系、ゴールド系、黒ニッケル系の三種類があります。
今日はシルバー系についてお話したいと思います。
ニッケル(NI) :シルバー系の中で最も多く使われる代表的鍍金
検対ニッケル :検針器対応ニッケルで、ニッケルより白っぽい
ニッケルサティーナ:ニッケルに細かな筋目をつけたもの。
ニッケルトリポリ :サティーナより繊細な淡い筋目をつけたもの
ニッケルケシ :ニッケルを白く濁し艶をなくしている
ニッケルケシ塗装:ニッケルケシに透明塗装を施す(パールニッケルともいう)
ニッケルガラムキ:ニッケルのバックルと特殊な石を釜の中で回し、表面をたたき、
こする事より、表情を変える。少しグレイ色になる。
シルバー(銀)厚付:シルバーを表面に付着させて、シルバーの輝きを生かす
銀古美ガラムキ :銀を付け、それの表面を変色させ、それをガラでむく。
全体的には、薄グレイだが、石があたり難いところは、
青グレイっぽくなります。
銀黒ガラムキ :銀古美ガラムキとにているが、石があたり難いところは、
黒っぽく残る。
古代銀(銀ドロ):銀を濁らせ、アンティークっぽさをだす。