fc2ブログ

バックルの素材、解説いたします。

これまで当「バックルの辞典」では、ベルトとバックルの歴史から始まり、
帆型バックルの話、そこに付随するオメガ、サルカンの役割を語り、
中一バックルの説明をしました。
その後帆型バックル、中一バックルに共通するピンの解説をして、
バックルの化粧と言えるメッキの話へと進んできました。
形から表情と言えるメッキまで来ましたが、肝心な中身の説明、つまり素材、生地
の話が残っていました。

ではこれから素材の話をしていきたいと思います。

服飾関係の素材では大きく分けて、真鍮素材、亜鉛合金の2種類です。
随分前は鉄板、銅板、などもありましたが今はほとんど使いません。取り寄せの
最低ロット(量)が大きいことが使わなくなった一番の原因だと思います。
またアルミ、チタン、ステンレスなど限られたつかわれ方もあるかと思いますが、
弊社では扱っておりません。
また弊社では以前、ピューターというスズの合金で砂型で流すバックルもやっていましたが、今は職人さんもいなくなり、ほとんど同じ成分のハイキャストをゴム型で流して
代用として使うことがあります。

それでここでは、真鍮素材、亜鉛合金のバックルを細かく分けて説明したいと思います。


真鍮11

まず真鍮の板材、これは切ったり、抜いたりして、トップバックルとして使用します。

真鍮22

板材の厚さは色々ありますから、色々な表情を出せます。

真鍮444

真鍮には線材もあり、サルカンのところで紹介しましたが、サルカン、ピン、トップバックルのこの字なんかにも使用できます。

真鍮33

またドロドロに溶かした真鍮を砂型に流して作る真鍮鋳物というものもあります。
これは、バックル、ピン、サルカンなどに使えます。
板材、線材に比べて、こちらは柔らかい表情を出せるのが特徴であると言えます。
海外では、金型(ダイキャスト型)に流し込む手法もあるようですが、
砂型で流したような味はなかなか出せません。

亜鉛合金に関しましては、次回と致します。

スポンサーサイト



鍍金講座第3弾

SB_202312151051165e0.jpg

今日は黒ニッケル系と銅鍍金の話をしてみたいと思います

黒ニッケル:    色の濃淡は鍍金屋さんによって、多少あります。
黒NIケシ:     黒NIの上に消し塗装をします。色は少しグレーっぽくなります。
黒NIサティーナ:  黒NIにサティーナをかけます。ムキ加減はいろいろなので、
             色見本あるほうがベターです。
黒NIガラムキ:   黒NIをつけてから、釜に入れてガラをかけます。
             やはりムキ加減があるので、色見本あったほうがベターです。
サティーナ黒:   NIの上からサティーナをかけ、その上に黒ニッケルを乗せます。
             透明感のある黒になり、高級感がでます。

da-ru_20231215142343748.jpg


黒関係ではあと2点、紹介するものがあります


ダール:     銅を着色し、バレル研磨で仕上げていく。
           半艶黒風で、カジュアル物に適す
ガンブル:    銅を着色し、バフで研磨します。
           艶、半艶で指定できます。 綺麗系に適す


その他代表的な鍍金には、銅があります

この鍍金は表面にでることは、ほとんどなく、
仕上げに使う鍍金の代表は銅ブロンズくらいです。
銅ブロンズサティーナ:   銅の上に黒を乗せ、サティーナで剥く。 色見本希望
銅ブロンズガラムキ:    銅の上に黒を乗せ、ガラで剥く。 色見本希望

鍍金講座第2弾

(仮撮)ピン1


今日は、ゴールド系について話していきたいと思います。

G塗装(ゴールド塗装):下処理をした生地の上に、銅、ニッケルをつけて、
                その上に、24金を溶かした鍍金槽で金を付け、    
                透明塗装をつける。
Gサティーナ(塗装付):ゴールドの時と同じ様に、ニッケルまでつけて、
                 そこでサティーナ加工をして、その上にゴールドを
                 つける。ゴールドは柔らかいので、ゴールドの上
                 からサティーナをかけると、取れてしまうからです。
Gケシ:            表面曇らせ艶をなくす。
Gケシ塗装:       Gケシに透明塗装をして、光沢を出し高級感を出す。
Gホーニング:      磨いた生地に砂を高圧で吹きかけ、梨地状態にして、
                 ゴールドと同じ処理をする。凹凸のついたケシ
Gガラムキ:        ニッケルガラムキの上にゴールドをのせたもの。
                古代金と言う場合もある。
*うす金(ライトゴールド)でも、ゴールドとまったくおなじ処理ができる。


帆型(金)230813_ブログ用


ゴールド系というと、これらのメッキもゴールド系と言えるんではないでしょうか。

アンティークゴールド(AG):真鍮鍍金を黒く変色させ、釜の中、
                   特殊な石で回転させながら、表面をむく。
                   弊社は大きく2段階の明るさで受注しています。
                   *通常AG  *明るいAG(ヨクムキ)

アンティークサティーナ:  AGにしてからサティーナをかける。
真鍮古美サティーナ:    真鍮鍍金を黒く変色させ、サティーナでむく。
                   (素材は真鍮、亜鉛ダイキャストに限る)
玉プラ:              真鍮素材を生かして、バレル、塗装する。
                   生地の汚れ具合で色の明るさが決まる。

プロフィール

第九のトム

Author:第九のトム
マルホーspブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
来客数
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR